ここで絵札とは、各マークの１０、Ｊ、Ｑ、Ｋ、Ａの２０枚のことを 指しています。ナポレオン軍が１５枚を宣言していれば、 連合軍は６枚以上絵札を集めれば勝利となります。なお、３人いれば 一応はプレイできますが、４人以上がいいでしょう。５人ぐらいが 一番楽しいです。
＜ゲームの流れ＞
１．ゲームの準備
ジョーカーを使わないルールを解説します。５２枚のカードを各人に同枚数配り、
３〜６枚程を場に伏せて残しておきます。さて、ここでナポレオンを「宣言」によって決めます。
２．ナポレオンを決める
宣言は「切り札」のマークと、集める絵札の枚数によって行われます。「切り札」になったマークは、
他のマークより強くなるので、手札の中で一番多いマークを切り札にするのが一般です。
また、切り札のＪを「正（聖？）ジャック」、同色のＪを「裏ジャック」といい、特別な力を持ちます。
例えば「ハートで１０枚」「スペードで１１枚」のような感じで宣言します。このようにして、
ナポレオンの座をセリ落とすのです。宣言の強さは、集める絵札の枚数が一番多い人で、
もし同枚数の立候補者が多数いるならスペード＞ハート＞ダイヤ＞クローバーで決まります。
尚、このマークの強さはゲーム内では関係ありません。
３．ナポレオンが決まったら・・・
次は副官を決めます。ナポレオンはあるカードを持っている人を味方にすることができます。
そのため、ナポレオンの味方「副官」は、その副官になった人しかわからないのです。
だから、強いカードを持った人を副官にするのがナポレオンには有利でしょう。
副官を決めたら、場に伏せてあったカードをナポレオンがとります。
場からとったカードと同枚数を捨てます。これで準備は完了です。
また、この中に副官に指定したカードが入っていた場合は、ナポレオンは孤立無援となります。
４．ゲーム開始
最初にナポレオンがカードを出します。これを「場札」といい、右回りでこの場札と同じマークの
カードを出していきます。同じマークがない場合は、どのカードを出してもかまいません。
そして一巡したら、その中で一番強いカードを出したものが勝ちとなります。
勝った人は、その中に絵札があれば獲得することができます。獲得した札は、
自分の前に表を向けて並べておきます。そして、勝った人が好きなカードを出します。
これが次の場札となります。このようにして、みんなの手持ちのカードが無くなるまで続けます。
そして、ナポレオンと副官が獲得した絵札の枚数が、宣言を上回っていればナポレオン軍の勝ち
となり、下回っていれば連合軍の勝ちとなるのです。
５．ゲーム中のカードの強さ
一番強いのは「オールマイティー」と呼ばれる、スペードのＡです。これは場札が何であれ、
自分の番ならいつでも出すことができます。２番目に強いのが正Ｊです。正Ｊも自分の番なら
いつでも出せます。３番目に強い裏Ｊも同様です。
次に一般札の説明です。同じマーク内では、Ａ＞Ｋ＞Ｑ＞・・・＞２という順番です。
ただし、同一マークのみが場に出ているときは、２が勝つ「ＳＡＭＥ２」というルールがあります。
（一巡目のみ不可）
別のマークが出ているときは、切り札＞場札＞その他という順になります。
場札、切り札以外のマークは常に負けるのです。
６．ゲームのコツ
＊ナポレオンの場合＊
とにかく、決め手を欠かないよう、連続攻撃を仕掛けるべきです。
できるだけ自分で絵札をかき集めちゃいましょう。
どうしても勝ち目が無い絵札とかが手元に残ってしまった場合、
副官に必殺カードを使ってもらいましょう。
ただ、あまり時期が早いと、敵も連合してくるので苦戦は必死ですが。
また、副官が分からないうちはできるだけ一人に絵札が集まらないようにする工夫も必要です。
＊副官の場合＊
だいたい副官になる人間は、ナポレオンの指定したカード以外はそんなに強くありません。
影からナポレオンをアシストするのがＢＥＳＴなので、ナポレオンが勝っているときに絵札をあげちゃいましょう。
ただ、露骨にやるとまわりにバレます。まわりもナポレオンにもあいつは味方だろうなぁと
思わせるのが理想でしょう。決め手も使い間違えてはいけません。一番難しい立場かもしれません。
＊連合軍の場合＊
とりあえず、決め手も無くカードが悪いのが一般的です。
とにかく耐えて、奇襲を狙うしかありません。「ＳＡＭＥ２」や正裏Ｊなどを持っていたら、
勝負所を間違えないようにしましょう。また、副官を予想して、それ以外の人をアシストするのも
一つの手です。
・・・とても読みづらく解りづらい文になってしまいました。 「ここが解りにくいぞ」とかあれば、メールや掲示板でご意見を。